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2014
01.06

[1/6] 夜の図書館で宝を…(お題)

Category: 小話
お題でシーン描写練習 http://shindanmaker.com/422584
書きor描きたいキャラ名を入力して下さい。複数(例:◯◯と××)やカップリング名でもOK。お題が出てきたら、短文or絵でかいてみましょう。日々練習!

【お題】夜の図書館で/宝を探す(見つける)、[キリアとリィル]のシーンをかきましょう。


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 先の見えない真っ暗な廊下を歩く。懐中電灯のたよりない灯りは、二人の足元の少し先だけを照らし出している。
 目的の部屋にたどり着いて、天井の照明を点ける。一気に視界が晴れた二人の目の前に広がる光景は、本、本、本……。
「どうしてこんなに本が多いのよ」
「そりゃ図書館だから……だろ」
 リィルはふああと大あくびをした。右目の端ににじんだ涙を拭いながら、
「キリアはさあ……夜の俺が戦力になると思って、連れてきたん……?」
「うん、ならなさそうね」
 キリアはあっさりと認めた。正直、リィルのことは「戦力」としては期待していなかった。ここまで付き合ってくれただけで、それで良い。
 真夜中の王立図書館。こんなところに、やっぱりか弱い女性一人きりでは来たくない。たとえ非常事態だとしても。つまり、そういうことだから。
「まったく、夜はまだまだこれからっていう時間なのに、貴方一体いくつなのよ。まあいいけど、そのへんで横になって寝てていいわよ。しょうがないから後は私一人で探す」
「こういう体質なんだってば……悪いね」
 リィルはあたりを見回すと、壁際の暗い窓の下に設置されたソファを見つけて、そちらへ向かった。キリアも後を追う。男性にしては小柄なリィルの身体が横になってソファにすっぽりと収まるのを見届ける。
「あ、」
 眠りに落ちる前に、リィルが思い出したように口を開いた。
「俺もキリアが探し出したい『宝』ってのは、気になるから……見つけたら、起こしてね……」
「えっ? ……あー、えっと、どうしようかな……あはは」
 リィルはキリアの返事を待たずに寝息を立て始めた。キリアはほっと息をつく。
 そして目の前の現実と向き合うことにする。
 タイムリミットは、明日の朝。この王立図書館の開館時間まで。
「さてと……始めますか」
 この部屋の大量の本の中から、たった一冊を探し出す、宝探しを。
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